パリで認知症のブログ

パリ在住のシニアです。リタイアした認知症予備軍の夫との生活とパリの老人ホーム。

☆☆☆パリで認知症☆☆☆

パリの老後や認知症に関する記録日記

延命治療をしない国フランス

こんにちは。


パリの日本人会主催の「対話から始める人生会議ACP」by大井裕子先生 というZOOMミーティングに参加させて頂きました。
とても日本的な内容でした。
最期を自分らしく生きる為の希望事項を書面で残しておくというような内容でした。
そして、延命治療を希望するかどうかという内容もありました。


日本では、近年、延命治療が当たり前だったのが、疑問視される反対者も出てきたようですね。


フランスでは、延命治療をしませんが、延命治療をして欲しい人もいるので、やはり、書面で残す事が出来ます。


延命治療国の日本と延命治療をしない国フランス。いずれも個々によって、それぞれの希望は叶えられるでしょう。


フランスの場合は、近年になり、何度も医療方針の方向性の法律が現代人のニーズに合うように変更されているようです。




病院やこういった法律等に詳しいわけでは無いですが、たまたまサイトで数個読んだ新聞記事やクリニックやお医者様の記載されていた内容によると、、、



死に行くものは、最期において、自然と栄養や水分を自分の口から取らなくなる。
それならば、お腹が空いたまま、のどが渇いたまま死に至るのか?
答えは、ノーです。死に行くものは、お腹も空かなければ、喉の渇きも感じず、自然体で、それぞれの細胞1つ1つが、平和に安らかな眠りにつこうとしている。


平和な眠りを妨げる人工呼吸をつければ、不快な思いをし、栄養剤を注入すれば、体のあちらこちらの細胞や臓器に負担を与えたり、最後にどこかが痛み出したり、、、


と、不自然なものは、平和な眠りを邪魔し、余計な体力的負担やらその他の負担をかける事になり、本人の心地よい状態とは異なる。


家族は、愛する人に少しでも生きていて欲しいと思うが、ご本人は、気持ちよく他界するか、ツライ痛い思いをして、家族の為に延命治療をするのか?



と、まあ、こんな内容でした。


末期で手の施し様が無い、苦しむ人には、痛みや苦しみを取り除く方向に病院が手助けしてくれるようです。
これは、とても人道的な事と思いました。有難いとさえ思います。




個人差があると思いますが、私の場合には、自分の最期は、延命治療は不要と思っています。
夫が先に他界してしまった場合には、家族がいない1人身ですので、葬儀も散骨で良いと思っていますし、誰もお参りに来ないお墓は不要です。
自分の中の思い出以外、何もこの世に残さず、綺麗に消えてしまおうと考えています。
だからこそ、今の生に感謝して、毎日を楽しく幸せに生きるようにしています。


と、哀しくなるような事を記載してしまいましたが、我が家は、比較的長寿家庭ですので、きっと、90歳位までは、元気に生きていそうです。爆



昨日から、毎朝のラジオ体操も始めました。
子供時代に、楽な体操でうんざりしていたのが、今は、体がギシギシと鳴り、これはマズイ!と、今後も続ける事にします。


アンジュ