パリで認知症のブログ

パリ在住のシニアです。リタイアした認知症予備軍の夫との生活とパリの老人ホーム。

☆☆☆パリで認知症☆☆☆

パリの老後や認知症に関する記録日記

老人施設でミサ

こんにちは。


フランスは、ベースがカトリック。
ルイ15世の娘達もカトリックで、フランス王家にふさわしい人物の所に嫁がせたかったらしいが、如何せんプロテスタントは多くてもカトリックは少なく、嫁に出せず生涯独身だったというほど。
そして、中世にはお城や病院には、礼拝堂があり、個人が祈りを捧げる事が出来た。


現在でもノートルダム寺院は、マリア様を祭った重要な大聖堂で、他にキリスト教を祭ったサクレクール大聖堂もあるが、それらには、司教様がいらっしゃり、さらにその上となると、バチカンのパパ様となる。


現在でもパリ市内には、多くの修道院があるし、修道院の老人施設もある。
修道院に入る時には、全ての財産を修道院に寄付となり、私が知っているだけでも75歳以上の2名の日本人の方が、全ての財産を修道院に寄付し、そういう老人施設に入っている。
修道院は、規則が厳しいので、なかなか自由に好き勝手な時間を過ごす事は難しい。


昨日、4月18日は、復活祭の祭日だった。十字架にかけられて死んだキリスト様が3日目に生き返ったお祝いの日だ。
ヨーロッパでは重要な行事だ。



前書きが長くなったが、今日、老人施設に行ったら、毎週木曜日にちょっとしたミサがあるそうだが、昨日は復活祭だったので、今日は特別に、神父様が来て、皆でお祈りを捧げるという事だった。
お祈りの場所は、いつもコンサートなどをやるレストラン。


白装束の神父様が左手から2~3人目の所で、皆にお辞儀をしている。


この老人施設に住んでいる89歳の日本人の昭子さんは、カトリックでは無いので、参加をしない。
私は、帰りがけに、レストランをのぞいて、写真を撮ってきた。



下記は、レセプションに置いてある冷たいドリンク。セルフサービスで、誰でも無料で飲めるようになっている。


私は一般的な教会のミサには、何度も参加している。神父様のお説教をお聞きし、皆で歌を歌い、最後に神父様からパンを頂く。



人間歳を重ねれば、自然と悟りを開くとは、思えない。
歳を重ねて死が近づいた高齢者ほど、仏教なり、カトリックなり、プロテスタントなり、哲学なりを学び、神によって、天に静かに迎えられる事が出来る心理を学ぶのが良いかと、私は個人的に考えているので、死をもっと身近に考えられる75歳位になったら、毎日、聖書を読みたいと思っている。
洗礼は受けていないが、フランス人シスターより新約聖書は学んだ。
最後の最後は、神にすがり、静かに天に昇っていきたいというのが、私の希望だ。
それまでは、未だ、与えられた事柄及び、時として試練を日々こなしていきたい。


アンジュ