パリで認知症のブログ

パリ在住のシニアです。リタイアした認知症予備軍の夫との生活とパリの老人ホーム。

☆☆☆パリで認知症☆☆☆

パリの老後や認知症に関する記録日記

老人施設で赤いマニュキュアと音楽講座

こんにちは。


今月は、忙しくて、なかなかブログをアップ出来ていないのですが、今日の老人施設での音楽講座が良かったので、お伝えしようと思います。


毎日とまでいかなくてもかなり頻繁に、老人達を楽しませるレクレーションがあります。
先日は、大自然の映画でした。




昨日あたりに? 89歳の昭子さんは、真っ赤なマニュキュアを塗って貰い、手だけは、お綺麗でした。



手だけと書いたのは、前回のブログに書いたように、後見人が昭子さんに沢山のお洋服を送ったのでした。
しかし・・・
勿体無い?と思うのか? お洋服はタンスに仕舞い込み、なかなか新しいお洋服を着てくれないのです。
今日もこの暑いのに、冬のセーターを着ていました・・・泣




そして、今日のレクレーションは、『音楽の講座』でした。


これが、なかなか面白くて、私は本格的に聴き入ってしまいました。苦笑


しかし・・・


最初には、ちょっとしたハプニング。


ナンシーの町から来たアルツハイマーのアニーが、妄想を大声で訴え始めたのです。


『人が倒れて死んでいるから彼方の責任者に言って!』とか・・・


チビの性格の悪い黒人の介護士が、アニーを叱りつけて、部屋に連れて行ったのですが・・・ アルツハイマー病の人間を叱りつけるとは・・・・ ちょっと問題では?




さて、その『音楽講座』、昭子さんには、高度すぎましたが、何人かの人には喜ばれていました。




オペラとオペレッタの違いは?


から始まったのです。


そして、オペラを聞かせて、これは?


『カルメン』


皆知っていました!


作曲家はビゼーです。 カルメンやビゼーの説明をカンタンにして、又、次の曲・・・


最終的に、ビゼー、マスネ、サテイの3人の作曲家に関してのお話と彼らたちの代表作をいくつかCDで聞かせてくれました。


勿論皆が知っている曲ばかり!


私も大好きな曲ばかりで、大満足。


昭子さんは、クラッシックだったら、何でもうっとりと聞いている。



それにしても、こういった講座まで老人施設でやるとは、驚きました。


赤いマニュキュアも塗ってくれるし、飽きない施設です。


私も20年後には、ここに入ろうかしら・・・ 笑


アンジュ