パリで認知症のブログ

パリ在住のシニアです。リタイアした認知症予備軍の夫との生活とパリの老人ホーム。

☆☆☆パリで認知症☆☆☆

パリの老後や認知症に関する記録日記

老人施設の洋服チェックで唖然・・・

こんにちは。ご訪問頂きありがとうございます。


明けましておめでとうございます! 今年も宜しくお願い致します。


パリの元旦は、凱旋門の素晴らしい花火と一緒に開幕となりました!




1月3日、かねてより行う予定だった、昭子さんのお洋服の棚上げ=洋服チェックを行った。
パリの老人ホームの現場で働く看護士ヘルパーさん達は、ほとんどが黒人さん。
黒人さん達と言えども色々。人種差別するわけでは無いが、アフリカ系の黒人達は、欲しい物があると、手が自然に動き、家に持ち帰る! というのは、良く知られた話。


そして、同じ職場でこういう事があると、フランス人は分かっていながら、いやに寛容となる・・・


洋服が無いって? 何かの間違いでは? クリーニングから帰ってきていないだけなのでは?


フランス人達は、親切な人が多いし、ネガティブに考えたくない。知っている人が家に持ち帰ったのを知ったとしてもスリと同じで、その現場を見つけない限り、証拠がないので、口をつむぐ。。。


よって、後見人に、5月に20枚買った洋服が未だ残っているのか? 又、今洋服は何枚あるのか? 不足していれば、買い足さなくてはならない!
よって、こういう事を知って貰う為の棚上げ=洋服チェックだった。


昭子さんは、認知症。老人施設のお部屋は、ご自分の買ったマンションと思い込んでいるので、彼女がいる時には、私はお部屋に入れない。
そこで、ランチ時間=12時半~13時半の1時間の間、昭子さんはレストランに行くので、その間に、タンス内の洋服チェックを行った。
高級施設(1ヵ月=5500€。今のレートで80万円位)の看護士兼コーディネーターの若いフランス人女は、私が協力を依頼しても非協力的な返事が返って来たので、あてにならない。


日本人元看護士の知人に依頼して、2人で行った。
結果・・・


冬物トップスは、下記のように、10枚程度しかない。


夏物トップスも約10枚程度




それぞれのシーズンのボトムが各10枚程度・・・


5月に購入した20枚の洋服は無いどころか、着ていたのを1度も見た事が無い洋服も多い。
ワンピースは、1枚も無くなっていた・・・


下記の洋服は全て紛失・・・



これでは、どんどん買っても、どんどん無くなる・・・


高級老人施設でこれだから、安い施設では、日常茶飯事・・・


こんな老人施設には、入りたくない。


しかし・・・
日本の老人施設は、おば捨山のようだと、YOU TUBEで見た。


出来れば、ずっと自宅で過ごし、エリザベス女王のように、ぎりぎりまでお仕事をして、眠るようにあの世に行くのが私の理想だが・・・


神様にお祈りしている。
いつも良い子でいるから、どうぞ老人施設に入らずに人生を全う出来ますように・・・


アンジュ