夫の不運
こんにちは。
今から5~6年ほど前に、3年間ほど不運続きだった。が、それも3年後には、回復に向かった。不運は、チェーンのように続いても長くは続かない。
その出来事は、私の父が他界し、その1年後に夫が60歳にて大腸癌になり、腸を50㎝位切ったのだ。
定期検査で血便が発覚し、腸内にポリープが何十個もみつかり、パリの病院で、たまたま優秀な親切な先生に手術をして貰え、毎年定期検査をしているが、今に至るまで、ずっと同じ先生が受け持って下さり、もう5年たったので、治ったと言えるでしょうね。
手術後には、薬も他の治療も何も無く、3~4日入院した後に、自宅に帰れると告げられた。お迎えに行って
タクシーで帰ろう!
という私に、
大丈夫だからメトロで帰りたい。
という夫に従ってメトロで帰宅し順調に回復していった。
そして、さらに、、、、その1年後には、、、、
家から300m位の小さな信号の無い交差点で、車に跳ねられ、5mほどふっとんだようだ。
病院からの連絡で、慌てて病院に駆け込んだ。
腕や足が無くなっていたらどうしよう。。。と、悪いイメージばかりが頭によぎった。苦笑
が、夫は、移動ベッドには寝ているものの、不幸中の幸いで、かすり傷1つ無いように見えた。
朝8時位に事故にあい、病院で1日中検査し、その結果、尾てい骨複雑骨折との事。
看護婦は、1~2日入院するように言ったが、、、、
夫は子供の様にわがままでして、、、笑
家に帰りたい! 帰りた~い!!
看護婦さんは、顔をしかめながら訴える夫に、
ムッシュー、こんなに痛いのに家に帰りたいの?
ウイ。絶対に!
そう。我家が一番よね。それならば、、、、家に帰れるようにしてあげるね。
と、モルヒネをすっごい量注射し、
はい。これで帰れるわよ~
ですって。 笑
流石に、モルヒネを沢山打っても痛みが強いので、この時は、メトロで帰りたいと言わず、タクシーで帰って来た。 笑
お薬も沢山買いに行ったし、事故処理もあり、警察に行ったり保険会社に連絡したりと、何かと私の方は手間がかかった。
夫の年金受給の手続きもあるし、書類は面倒。夫は書類がゼロだし、何もしないし。。。
これ以降の夫は、長時間同じ姿勢でいるのがツライと、日本に一時帰国する時は、私1人だけ。車や電車でバカンスに行こうと誘っても嫌がり、、、
66歳の今、毎日お散歩がてら行くのは、近所のスーパー。年にメトロに乗るのは数回有るか無いか。。。
これって、全くのおじいさんの生活 ⁉ 笑
まあ、趣味が料理なので、毎日、朝スーパーにお買い物に行って、ランチを作って、半分主婦=主夫をしてくれるので、助かるが。
下記は、夫が作った或る日のランチ。
タラのムニエルとウイキョウ(フヌイユ仏=ヘンネル英)のブレゼ(蒸し焼き)
ランチは、ステーキとか、手作りピザとか、サーモンとか、私の食べたい物をオーダーしてあげないと、なかなか自分の頭で献立が考えられないようだ。笑
夕食は、簡単に、スープとサラダとチーズとパンとデザートというシンプルな食事。
そのスープもご丁寧に、野菜の尻尾部分を利用して、何時間も時間をかけて煮込んでくれる。
時々、種火がつけっぱなしになっていたりで、こちらは、ハラハラドキドキ。笑
このコロナで、パリは、2020年3月始めにロックダウンになった。その後、何度かロックダウンが続き、夫は、徐々に、認知症予備軍?という些細な変化が顔を出し始めたのだ。。。
夫の状況も少しずつ、ここに記録していきたい。
- グリーンフェンネル(ウイキョウ)の種(100粒)
- マルシェ青空
- 家の修繕
アンジュ
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