パリで認知症のブログ

パリ在住のシニアです。リタイアした認知症予備軍の夫との生活とパリの老人ホーム。

☆☆☆パリで認知症☆☆☆

パリの老後や認知症に関する記録日記

数分前が思い出せない夫

こんにちは。


夫は認知症予備軍が進行中。。。


今日もこんな事がありました。


パリのアパルトマンには、ほとんどが地下のカーブが付いています。
皆、そこに不要になった家具とか、いつ提出を言われるか分からない書類などを入れています。ワインなども入れているお宅もありますが、ほとんどが倉庫代わりで、足の踏み場も無い狭いカーブです。
ゴミ捨て場も地下にあるアパルトマンが多いです。
しかし、地下というのは、ジメジメして、アパルトマンによっては、大の大人さえも怖いような所もあります。
なんせ、古い街。18世紀19世紀の建物もごろごろ残っているから、不思議じゃないですね。


下記は、我が家では無いですが、一般的な地下カーブのイメージ。怖いでしょう?



そこで、私が地下に行くのが怖いので、夫はゴミ捨て担当になりました。笑


あら~、ゴミ捨てに行くの? 悪いんだけど、カーブからキャロリーヌのお人形さん(友人キャロリーヌからクリスマスに貰ったお人形)を持って来てくれる?
お人形に電気がつくらしいんだけど、電気コード渡すの忘れたんだって。
昨日貰ったから電気がつくか試してみるわ。


お人形って?


??


一緒にカーブに下したでしょう?


すっかり忘れているので、説明し、、、


分かった


と。


数分後。。。。


お部屋に戻ってきて、、、


僕、何をカーブに取りに行ったんだった?


ええええ。。。。


やはり、1年前よりも認知症予備軍が進行しているような。。。泣



アンジュ

言ったでしょう?聞いていない!痴呆症予備軍?

こんにちは。


夫との会話で多いのが、この
言ったでしょう?
聞いていない!
だ。


先週、私は軽いぎっくり腰になった。
夫に、
ちょっと来てくれる?
と言ってもドアを閉めてTVを見ていると聞こえない。
歯を食いしばり、
ちょっと来て下さい!
と、お願いした。


やってきた夫に、肩を借りながら、ベッドに行き、痛み止めの薬を飲み安静に。
何度もぎっくり腰をやっているので、今回は軽くて助かった。


夫に、
今夜は、具合が悪いから、和食ね。おかゆとお醤油とネギのみじん切りが入った卵焼きと冷ややっことお味噌汁をお願いします。
と言うと、
書かないと忘れてしまうので、キッチンに行って、紙に書いておいた。
と。


夕食になり、冷ややっこもきちんとおかか迄かけてくれて、、、、
ありがとう~♡
と、冷ややっこを食べたら、、、
それ、僕の分。
うん? 冷ややっこも食べるって言ったよ。

いいや。聞いていない。


そうか、寝室から1㎞(=3~5歩 笑)も離れている遠いキッチンに行く間に忘れたんだな。


そこで、
私がどうしておかゆ食べているの?
う~ん?  
夫は少し考えて、
腰が痛いんでしょう?
うん? どうして、腰痛いの?
そんな事知るか!


あれれ。。。。
ぎっくり腰の事、もう忘れている! 
分からない事があると、怒りっぽくなってしまった。。。
これは、やはり、痴呆症予備軍だなあ。。。泣


アンジュ



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夫の不運

こんにちは。


今から5~6年ほど前に、3年間ほど不運続きだった。が、それも3年後には、回復に向かった。不運は、チェーンのように続いても長くは続かない。


その出来事は、私の父が他界し、その1年後に夫が60歳にて大腸癌になり、腸を50㎝位切ったのだ。


定期検査で血便が発覚し、腸内にポリープが何十個もみつかり、パリの病院で、たまたま優秀な親切な先生に手術をして貰え、毎年定期検査をしているが、今に至るまで、ずっと同じ先生が受け持って下さり、もう5年たったので、治ったと言えるでしょうね。


手術後には、薬も他の治療も何も無く、3~4日入院した後に、自宅に帰れると告げられた。お迎えに行って
タクシーで帰ろう!
という私に、
大丈夫だからメトロで帰りたい。
という夫に従ってメトロで帰宅し順調に回復していった。



そして、さらに、、、、その1年後には、、、、
家から300m位の小さな信号の無い交差点で、車に跳ねられ、5mほどふっとんだようだ。
病院からの連絡で、慌てて病院に駆け込んだ。
腕や足が無くなっていたらどうしよう。。。と、悪いイメージばかりが頭によぎった。苦笑
が、夫は、移動ベッドには寝ているものの、不幸中の幸いで、かすり傷1つ無いように見えた。
朝8時位に事故にあい、病院で1日中検査し、その結果、尾てい骨複雑骨折との事。
看護婦は、1~2日入院するように言ったが、、、、
夫は子供の様にわがままでして、、、笑


家に帰りたい! 帰りた~い!!


看護婦さんは、顔をしかめながら訴える夫に、
ムッシュー、こんなに痛いのに家に帰りたいの?


ウイ。絶対に!


そう。我家が一番よね。それならば、、、、家に帰れるようにしてあげるね。


と、モルヒネをすっごい量注射し、


はい。これで帰れるわよ~


ですって。 笑


流石に、モルヒネを沢山打っても痛みが強いので、この時は、メトロで帰りたいと言わず、タクシーで帰って来た。 笑


お薬も沢山買いに行ったし、事故処理もあり、警察に行ったり保険会社に連絡したりと、何かと私の方は手間がかかった。
夫の年金受給の手続きもあるし、書類は面倒。夫は書類がゼロだし、何もしないし。。。


これ以降の夫は、長時間同じ姿勢でいるのがツライと、日本に一時帰国する時は、私1人だけ。車や電車でバカンスに行こうと誘っても嫌がり、、、
66歳の今、毎日お散歩がてら行くのは、近所のスーパー。年にメトロに乗るのは数回有るか無いか。。。


これって、全くのおじいさんの生活 ⁉ 笑


まあ、趣味が料理なので、毎日、朝スーパーにお買い物に行って、ランチを作って、半分主婦=主夫をしてくれるので、助かるが。


下記は、夫が作った或る日のランチ。
タラのムニエルとウイキョウ(フヌイユ仏=ヘンネル英)のブレゼ(蒸し焼き)

ランチは、ステーキとか、手作りピザとか、サーモンとか、私の食べたい物をオーダーしてあげないと、なかなか自分の頭で献立が考えられないようだ。笑


夕食は、簡単に、スープとサラダとチーズとパンとデザートというシンプルな食事。
そのスープもご丁寧に、野菜の尻尾部分を利用して、何時間も時間をかけて煮込んでくれる。


時々、種火がつけっぱなしになっていたりで、こちらは、ハラハラドキドキ。笑


このコロナで、パリは、2020年3月始めにロックダウンになった。その後、何度かロックダウンが続き、夫は、徐々に、認知症予備軍?という些細な変化が顔を出し始めたのだ。。。


夫の状況も少しずつ、ここに記録していきたい。


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アンジュ